英語の翻訳アプリとサイト

英語の翻訳アプリとサイト
英語の翻訳アプリとサイト

ネットやアプリの英語翻訳サービスはとても便利です。この記事では英語の翻訳アプリとサイトについて紹介します。

英語翻訳サービスはたくさんありますが、翻訳処理を担うエンジンは、検索サイトが採用する「統計ベース」と、 多くのサイトが採用する「ルールベース」に大別できます。

翻訳エンジンは大きく2種類

統計ベース翻訳の原理は検索にあり、ネット上にある原文と翻訳文のペアから翻訳を導きます。こなれた表現の翻訳が可能ですが、ペアの少ない翻訳は苦手。とんでもない翻訳ミスをすることもあります。

ルールベース翻訳は文法にのっとった翻訳で、単純な構文ならかなり精度は高い。それぞれの特徴をつかんで、上手に使いこなしましょう。

統計ベース型の英語翻訳エンジンは「よく使われる表現」が得意

インターネット上などにある「英文と日本語」のペアを収集、分析して作った統計データベースを使い、原文と似たペアを検索して訳文を示す。インターネット上にたくさんある文章や表現の翻訳が得意です。

代表的な統計ベース型翻訳サイト(翻訳エンジン開発会社)

ルールベース型の英語翻訳エンジンは「シンプルな構文が得意

原文の構造、文法を解析し、登録したルールに則って並べ替えや単語の置き換えを行い、必要な言葉を補って訳文を完成。構造の単純な文章の翻訳が得意です。

代表的なルールベース型翻訳サイト(翻訳エンジン開発会社)

スマホで使う翻訳アプリと翻訳サービス

スマホで使う英語翻訳アプリ
スマホで使う翻訳アプリと翻訳サービス

はなして翻訳

翻訳エンジンと音声認識の機能をスマホ向けにグラウトで提供するNTTドコモの翻訳サービス「はなして翻訳 」。

日本語で話しかけた言葉を英語に、英語で話しかけた言葉を日本語に、それぞれ翻訳して発声してくれる。簡単な構造の文をはっきりした声で話すなど、人間側が歩み寄れば、認識度・翻訳精度とも高く、かなり実用的に使えます。

Google翻訳アプリ

スマホ版のGoogle翻訳アプリも、音声認識、翻訳、読み上げ機能を持っており、ほぼ同じことができます。オフラインでも「リアルタイム・カメラ翻訳」と「テキスト入力」は使えます。

日本にいる場合はあまり必要ないかもしれませんが、海外ではインターネット環境を十分確保できない可能性も考慮して、事前に渡航先の言語をダウンロードしておくと安心です。

2018年6月、ニューラルネットワークのアップデートをおこないました。これにより、従来オンラインでしか利用できなかったニューラルネットワークがオフライン環境でもサポートされ、高い精度の翻訳が得られるようになっています。

VoiceTra

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてNICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)が開発した多言語音声翻訳アプリVoiceTraは話しかけると外国語に翻訳してくれる音声翻訳アプリです。

特に日英中韓の4言語は、旅行会話で高精度な翻訳(TOEIC600点レベル)を実現しています。

Microsoft Translator

海外旅行するとき英語翻訳アプリをインストールしていく人は多いと思う。しかし旅行先ではインターネット接続がないのはありがち。そんなとき Microsoft Translator のアプリはオフラインでも使うことができるので便利です。※オフラインで使うには言語パックのダウンロードが必要です。

旅先の飲食店ではメニューを画像翻訳で。旅先でのタクシー移動は音声翻訳がサポートします。

Microsoft Translatorはニューラルネットワークを活用したエンジンが特徴。これによって、長文でも文章の構造を理解したうえでの翻訳が可能になり、出力される結果がより自然なものになります。

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