映画で英語を勉強する方法

映画で英語を勉強する方法
映画で英語を勉強する方法

難しい教材で英語を勉強すると、どうしても飽きてしまう。その点、映画はストーリー性が高く、内容が面白いだけに興味を持って学習を続けられる。

映画で英語を勉強する5つのメリット

映画英語勉強法の最大の利点は生きた英語に触れられること。映画はそもそも教材目的に作られていない。微妙な心理を伝える表現が出てきたり、わめき散らしたり、ぼそぼそ話すシーンも出てくる。

教材のように「しっかり聞かせよう」という配慮は全くないわけだ。だが、それこそがリアル。本当の意味での日常会話を学ぶには、映画ほど最適な教材はないだろう。

  1. 英語の参考書より興味がわく
  2. 生きた英語に触れられる
  3. 言葉のニュアンスまで分る
  4. 英語のイントネーションも身につく
  5. 映画がさらにおもしろくなる

1.英語の参考書より興味がわく

映画は、ストーリー性が高いので教科書よりも圧倒的に面白く、飽きずに学習を続けられる。自分が感動した映画や好きな俳優が出ている映画であれば、自然とセリフにも興味一関心がわくだろう。

2.生きた英語に触れられる

映画は教材目的で作られていないため、文法などに縛られず、ネイティブの「生きた英語」が飛び交う。スピードが速かったり、聞き取りにくかったりするが、それが本来のやり取り。実践的な英語にたくさん触れよう。

3.言葉のニュアンスまで分る

登場人物のキャラクターや人間関係、シチュエーション、心の変化などで、同じ意味合いのセリフでも表現が異なる。語学教材では学びにくい、個性的な言い回しや単語の使い方も知ることができる。

4.英語のイントネーションも身につく

映画は「音読」の素材にも向いている。表情の他、身ぶり手ぶりもリアルなお手本があるからだ。俳優になりきって演じていれば、知らず知らずのうちに英語らしいイントネーションも身についていく。

5.映画がさらにおもしろくなる

英語のセリフに関心を持って映画を見たり、実際にセリフを覚えたりしていると、日本語字幕を見なくても、意味が汲み取れるシーンが増えてくる。そうなると、映画がさらに面白く感じるようになる。映画好きなら、ぜひ英語も映画から勉強してほしい。

映画で英語を勉強する4つのステップ

映画で英語を勉強する
映画で英語を勉強する4つのステップ

どんな映画を選び、どう勉強したらいいか。大好きな映画のDVDを用意し、マネしてみたい1~2分のシーン を選び、まずはセリフを書き取る。分からない場合は、メニュー画面から英語字幕を出して確認。それができたら、登場人物になりきってそのシーンを演じてみよう。

ビジネス英語を学びたい場合は、会議や交渉、スピ―チやプレゼンシーンを選び、登場人物になりきってセリフを言うのがコツ。

Step1

大好きな映画のDVDやブルーレイを1本用意する。単純に好きな映画を選んでいい。

Step2

登場人物の真似をしてみたいシーンを1つ選ぶ。1~2分のシーンで十分だ。

Step3

英語のセリフを聞いて、英文に書き起こす。聞き取れない時は、英語字幕を表示して写そう。

Step4

表情や身ぶり手ぶりを加えて、俳優になりきってセリフを言ってみよう。

英語の勉強に向く映画

ビジネス英語が目的なら、会議やプレゼンなどのシーンを選んでみよう。「ジャンルとしては、日常会話が多くてビジネスシーンも絡む人間ドラマやラブロマンスがおすすめ。

◎ドラマ Drama

日常会話が多くて英語勉強向き。女性であれば「プラダを着た悪魔」。

◎ロマンス Romance

日常会話が多いので英語勉強向き。感情表現を生かしたセリフの言い回しも見どころ。

〇サスペンス Mystery & Suspense

謎解き要素が多く会話も豊富。

〇アニメ Anime

子供向けの映画でも勉強には十分役立つ。 卑語などもない。まずは「ニモ」を。

△コメディ Comedy

ジョークは文化に基づくものが多いので、なかなか理解が難しい。

△SF アクション Action

セリフが少なく学習には向かないものが多い。

×ホラー Horror

会話が少ないジャンルなので英語勉強には不向き。表現を覚えても使いどころが…。

映画で英語を勉強する方法のReviews

評価:4.5 (3)
  • Syouko Kuroda
    Richard Stephen
    評価: 4.7
    英語初級者向けの映画はアニメ「ニモ」

    「ファインディング・ニモ」は子供や大人に長年愛されている、とてもフレンドリーで家族向けの映画です。 映画を見終わった後もずっと心の中に残るいい英語のセリフがたくさんあります。私は生徒に子供のための英語の映画は何がいいかときかれたときこの映画アニメを紹介しています。

  • 小森紀子
    小森紀子
    評価: 4.4
    字幕なしで映画を見るのは今でも難しい。

    イギリスに留学する前に、映画でも英語を勉強していました。大学に行くとき好きな映画の音声をリスニングする(事前に映像も見てストーリーを把握しておいて、通学中は音声だけで復習)。この方法でリスニング力が向上したと思いますし、好きな映画も何本か丸暗記しました。イギリスに行った時も隣の人が英語で話していても何を言っているか聞き取ることもできました。ただ残念なのは夢でもあった映画館で字幕なしで映画のセリフを理解するのはできませんでした。いまだに難しいです。

  • Syouko Kuroda
    Syouko Kuroda
    評価: 4.4
    日本にきた留学生の英語の勉強法

    日本にくる留学生にどういうふうに英語を勉強したかと聞くと「洋楽を聴く、映画やテレビ番組、YouTube動画を見る」など、日常生活で、楽しく取り組める勉強の仕方が多いです。また日本語を覚えるときも日本の映画「となりのトトロ」などを見て勉強していたりします。「となりのトトロ」には英語音声と英語字幕が入っていてストーリーが単純なので難しい言葉も出てきません。日常会話中心に進んでいき、会話も多いので英語の勉強におすすめです。

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