英会話で伝わる発音法
英語が苦手な人には「読み書きはできるが、会話がダメ」と言う人が多い。ネイティブを前にすると、単語や英文が浮かんでも話せなくなってしまう。こんな人の根っこにあるのは「通じなかったらどうしよう」という発音コンプレックスだ。
実際、日本人の話す英語に戸惑っているネイティブもいる。伝わる発音を習得するには、どのような勉強をしたらいいのか?ここでは英会話で伝わる発音方法を紹介する。
※発音のカタカナ表記はあくまで便宜上のものであり、実際の発音とは異なります。各単語の正しい発音は下記 Video でご確認ください。
英会話で伝わる発音法3つのポイント
まずは英会話学校なので習う基本、日本人の多くができていない "th" "R" "wh" の発音練習から始めてみよう。
1. th を正しく発音
"th" で始まる単語を「ザ・ジ・ズ・ゼ・ソ」と発音するのが典型的な日本人英語。反対に、"th" を正しく発音できれば「それらしい英語」に聞こえ、確実にネイティブに伝わる。
発音時は、舌の引き出し運動を心がけること。上下の歯で挟んだ舌を、喉から音を吐く瞬間に口の中に引っ込めるのがコツ。
2. 巻き舌は R
"L" の発音は今まで通りでいい。特に気を配らなくても、ほとんどの人はクリアできていると思っていい。問題なのは "R" 。
まずは、"R" の発音は、"L" とは明らかに異なることを意識したい。そのうえで、舌を口の中で巻き、喉から出てくる音を優しく撫でてから口の外に出すイメージで発音する。
3. 文頭は Wh は W に
文頭の "Wh" は、「ハ・ヒ・フ・へ・ホ」ではなく、すべて "W" と同じ発音にする。例えば、 "What" はホワットではなくワット、 "When" はホエンではなくウフェンとなる。
Wh の前に一度、口を思い切りすぼめるようにしてから発音すると自然な英語に聞こえる。
ネイティブの子供は "Phonics" で英語の発音を学んでいる
ネイティブの子供たちは、フォニックスのルールで読み書きを覚える。それができれば、文字列を見るだけで7割の英単語が読めるようになる。フォニックスは日本では子供向けの英会話の教室では導入されているが、小学校では教えない。
英語を学習するには英語を聞いて話すことが一番だ。フォニックスを覚えておくと知らない英語の単語でも読めたりする。子供が覚えるルールなのでとても簡単だ。
日本人の多くは読み書きはできる人が多い。私はフォニックスのルールを覚えるだけで多くの日本人はネイティブに近い発音で会話ができるようになるのではないかと思う。
大人も楽しめるフォニックスサイト
Starfall.com は、アニメーションやゲームでフォニックスの基礎が学べる。フォニックスを体感するのにオススメだ。
日本人が誤解してる発音
ウィルス、マネジャーなど、日本人は普段から多くの外来語に接している。だが、そのカタカナ読みは、ネイティブにはまるで伝わらないことが多い。
まずは、カタカナ読みを直してオリジナルに近い発音を手に入れよう。
1. Virus ヴァイルス
- パソコンが悪性ウィルスにやられました。
- My computer was infected with a bad virus
2. manager マネィジャー
- 部長と代わっていただけますか?
- I'd like to speak the manager, please.
3. label レイボーッ
- 商品にバーコードのラベルはついていますか?
- Is there a barcode label on the goods?
4. theme シィーム
- この企画のテーマは何ですか?
- What's the theme on this plan?
5. if we イフィ
- 値段が適正と思えば商品を買います。
- We'll buy goods if we think the price is right.
6. monotone マーノトゥン
- 単調な説明で全員、眠くなりました。
- the monotone lecture put everyone to sleep.